税理士を選ぶ際に、避けるべき「ダメな税理士」の特徴を知っておくことは重要です。税理士によっては、知識や対応の質にばらつきがあり、依頼者にとって不利益になることもあります。以下に、ダメな税理士の特徴を詳しく解説します。
1. コミュニケーションが悪い
税理士の仕事は、専門的な知識を依頼者に分かりやすく説明し、スムーズに手続きを進めることです。しかし、以下のような税理士は要注意です。
- 専門用語ばかりを使い、説明が分かりにくい
- 質問しても適当に流される、または曖昧な回答をする
- 相談のたびに言うことがコロコロ変わる
こうした税理士は、依頼者にとって大きなストレスとなり、相続手続きが適切に進まない可能性があります。
2. 料金体系が不透明
相続税の申告や相談には一定の費用がかかりますが、以下のような税理士には注意が必要です。
- 最初に明確な料金提示がない
- 後から追加料金を請求してくる
- 「成功報酬」と称して高額な報酬を要求する
優良な税理士は、最初に見積もりを提示し、追加料金の有無も事前に説明してくれます。料金体系が不透明な場合、思わぬトラブルにつながることがあります。
3. 経験・知識が不足している
相続税は専門性が高く、経験の浅い税理士では適切な申告ができない場合があります。次のような税理士は避けるべきです。
- 相続税の案件をほとんど扱ったことがない
- 最新の税制改正を知らない
- 生前対策や節税の提案ができない
相続税の申告は、経験豊富な税理士ほど節税対策や税務調査への対応力に優れています。実績のある税理士を選ぶことが重要です。
4. レスポンスが遅い、対応がいい加減
税理士とのやり取りは、スムーズに進むことが理想ですが、以下のような対応をする税理士は避けたほうがよいでしょう。
- メールやLINEなどに対応しておらず、連絡手段が電話のみ
- メールや電話の返信が遅い(数日以上かかる)
- 必要な書類の提出を催促しても対応しない
- 期限ギリギリ、または期限を過ぎてしまう
相続税申告には「10か月以内」という期限があるため、対応が遅い税理士では申告が間に合わず、延滞税や加算税が発生するリスクがあります。
5. 節税対策を全く提案しない
優秀な税理士は、相続税の負担を軽減するための適切なアドバイスをしてくれます。しかし、次のような税理士は注意が必要です。
- 決まりきった方法しか提案しない
- 「とりあえず申告すればいい」と言うだけで工夫がない
- 生前贈与や不動産活用の節税策を知らない
特に相続税が高額になるケースでは、節税対策の有無が大きな差を生むため、提案力のある税理士を選びましょう。
6. 税務調査への対応が弱い
税務署は、相続税の申告内容に不備がある場合、税務調査を行うことがあります。税務調査に弱い税理士の特徴は以下のとおりです。
- 税務調査が来ても「自分は関与しない」と言う
- 税務署の言いなりで、依頼者を守る姿勢がない
- 税務調査の経験がほとんどない
経験豊富な税理士であれば、税務調査のリスクを事前に把握し、適切な対応ができます。
7. 強引な営業をする
税理士の中には、強引に契約を迫る人もいます。以下のような行動をする税理士には注意が必要です。
- 初回相談の時点で契約を急かす
- 「今すぐ依頼しないと損をする」と不安をあおる
- 他の税理士と比較する時間を与えない
信頼できる税理士は、依頼者に十分な検討時間を与え、公平なアドバイスをしてくれます。
8. 他の専門家と連携できない
相続は、税理士だけでなく弁護士や司法書士などの専門家と連携が必要なケースがあります。
- 弁護士や司法書士を紹介できない
- 「税金のことしか対応しない」と言って他を考慮しない
- 他の専門家と連携せず、ワンマンで対応する
相続は、財産分割、登記、税務と複雑な要素が絡むため、専門家とのネットワークを持つ税理士を選ぶことが大切です。
9. 相続手続きに強い税理士の探し方は?
相続税は専門性が高いため、一般的な税務業務を行う税理士ではなく、「相続税専門」または「相続税に強い」税理士を選びましょう。
- インターネット検索で相続税専門の税理士を探す(実績を重視)
- 税理士紹介サービスを活用
- 弁護士や銀行、不動産業者からの紹介を受ける
- 初回無料相談で対応をチェック
- 料金体系を比較し、追加料金の有無を確認
- 口コミ(googleの口コミなど)や評判を確認し、信頼できる税理士を選ぶ
- 税理士会に登録されているかをチェック(無資格のコンサルタントに注意)
- 相性が合うかを確認(話しやすさ・説明のわかりやすさ)
まとめ:ダメな税理士の特徴一覧
- コミュニケーションが悪い(説明が不明瞭、対応が曖昧)
- 料金が不透明(見積もりがなく、追加料金を請求する)
- 経験・知識が不足(相続税に詳しくない、税制改正を知らない)
- 対応が遅い(連絡が遅い、期限ギリギリになる)
- 節税対策を提案しない(ただ申告するだけ)
- 税務調査に弱い(依頼者を守る姿勢がない)
- 強引な営業をする(契約を急かす、不安をあおる)
- 他の専門家と連携しない(弁護士や司法書士と連携できない)
こうした特徴を持つ税理士に依頼すると、適切な相続手続きができず、余計な税金を支払うことになったり、税務調査で問題が発生したりする可能性があります。
相続税申告を依頼する際は、複数の税理士を比較し、信頼できる専門家を選ぶことが大切です。

