当事務所に多くのご依頼をいただいている吉祥寺駅周辺の路線価は、東京都内でも高水準を維持しております。その背景には吉祥の交通利便性の高さや商業施設の充実、住環境の良さが挙げられます。今回は、吉祥寺駅を中心に周辺の路線価(令和6年分)の状況を解説させていただきます。


1.吉祥寺周辺の路線価

吉祥寺駅周辺の令和6年の路線価の状況を地図上に記載しました。表示している金額は、100㎡(約30坪)あたりの評価額です。

商業地と住宅地エリアで大きく違いがあります。最高額は、サンロード入口にあるみずほ銀行吉祥寺出張所前で6.2億円です。
「東急裏」エリアでは、飲食店や雑貨店が比較的多い「中道通り」は、成蹊通りの近くまで高い金額となっております。一方で、平行している井の頭通り、昭和通り、大正通りについては、東急百貨店のある吉祥寺通りから少し離れるだけで金額が大きく下がる傾向にあります。

2.交通利便性と商業施設の影響で上昇中

吉祥寺駅はJR中央線・総武線、京王井の頭線が交差する交通の要所で、新宿や渋谷といった主要駅へ15分から20分程度でアクセス可能です。また、駅周辺には大型商業施設や個性的な商店街が立ち並び、多くの人々で賑わっていますので、土地需要が高まり、ここ数年間路線価の上昇が続いています。

3.相続税の計算における路線価の役割

路線価とは、国税庁が毎年7月に発表する1㎡あたりの土地の評価額であり、主に相続税や贈与税の計算を行う際の基準として用いられます。路線価は、土地の評価額を算出するための基準となるため、相続税額に直接影響を与えます。一般的に、路線価は市場の実勢価格(実際の取引価格)の約80%程度とされています。

4.路線価の上昇と相続税の関係

ここ数年、都市部や人気の住宅・商業エリアでは地価上昇に伴い路線価も上昇傾向にあります。例えば、東京都内の商業地や住宅地では、令和6年年時点でも地価上昇が続いており、吉祥寺のような人気エリアでは路線価の上昇が特に顕著です。
路線価が上昇すると、同じ面積の土地を所有していても評価額が高くなり、結果として相続税の負担が増えることになります。例えば、路線価が10%上昇した場合、土地の評価額も10%上がるため、相続税額も増加します。

5.まとめ

吉祥寺駅周辺の路線価は、交通の利便性、商業施設の充実、住環境の良さなど、多くの要因によって高水準を維持しています。昨今のインフレを勘案すると今後も地価の上昇が予想されます。
相続に向けた対策を行うことで、相続税の負担を軽減することができます。早めに対策をすることで最大限の効果が期待できますので、是非ご検討ください。